私たちの日常生活において、「思い込みの力」は計り知れない影響を与えています。
「自分には無理だ」と思い込めば、たとえそれが可能なことであっても、
実現することが難しくなります。
反対に、「必ずできる」と信じ込めば、奇跡のような結果を引き寄せることもあります。
あなたは、自分には何をやっても無駄だと感じたことがあるでしょうか?
それは、「学習性無力感」という心理的な状態に陥っている可能性があります。
学習性無力感は、過去の失敗や困難な状況によって、
自分の能力や努力に対する自信を失い、「どうせ無理だ」と感じてしまう状態です。
学習性無力感とは何か?
学習性無力感は、心理学者マーティン・セリグマンによって提唱された概念です。
セリグマンは、動物実験を通じて、繰り返し困難な状況に置かれると、
自ら努力することをやめ、無力感に陥ることを発見しました。
この無力感は、私たちの自己認識や行動にも影響を与え、
何も試みずにあきらめてしまう原因となります。
サーカスの象
あなたはサーカスの象の話を聞いたことがありますか?
サーカスの象は、小象の頃から鎖でつながれて逃げられなくさせられていることで
成長して、鎖から逃げられる力が十分あるにもかかわらず
「逃げられない」という思い込みにより逃げない、というたとえ話です。
私たちが何か人とは違う、大きな夢を叶えたいと思ったとき
「自分には無理だ」という思いがわいてくることがあると思います。
または、身近な人に話して、「そんなことできるわけないよ」
と言われることもあるかもしれません。
まずその「できない」という思い込みを変えることが夢へ近づく第一歩です!
あなたが思い描いている「叶えたい事」を叶えている人は
世界中のどこかにいますか?
もしいれば、あなたも叶えられる可能性大ですのでまずは探してみてください。
前例を見つけることで、「自分にもできるかもしれない」というマインドに変わり
自分で作っていた制限が外れ、叶えられる確率がぐんとあがります。
結局、制限を決めているのは自分なんですよね。
私は以前、「こうなったらいいな」と思うことに対して、
「自分の年齢では無理かな」と思ったことがありました。
でも、その直後に、私と同年代や年上の方が同様のことを叶えている事例を知ったり、
「年齢は背番号」「やりたいことを始めるのに年齢は関係ない」
「残りの人生で今日が1番若い」等の言葉を目にすることがあり
「自分にもできるかも」というマインドに変わったことで
見事叶えられたことがありました!
もし前例が見つからない場合は、叶えたい事のステップを細分化して
最終的な目標の手前の事を叶えている例を探すことも良いと思います。
前例が全く見つからなくても叶えている人はいますし、
人が想像できることは叶えることができる、と聞いたことがありますので
何もせずに「無理」と諦めてしまうことなく
何か行動をすることで夢に近づくことは可能だと思います。
アイ・フィール・プリティ
思い込みに関連して、以前観て面白かった映画を紹介します。
自分に自信のない主人公の女性が、ある事がきっかけで
今までと全く何も変わっていないにもかかわらず
「自分はとても魅力的だ」と思い込むことによって
人生が激変していく、というストーリーです。
思い込みの力のすごさと、実際に有り得そうな感じが、
興味深くて面白かったです。
思い込みの力は、私たちの人生に大きな影響を与える可能性を秘めています。
その力をポジティブに活用することで、夢や目標を現実のものにすることができます。
あなたも、今日から思い込みの力を意識的に活用し、人生を豊かにしてみてください。
思い込みが現実を変える力を信じることが、最初の一歩です。
コメント